ホットニュース

　　　　　　　　同人誌でも絶賛！(H16-7-1)
榎本さんがいつも投稿されている現代詩の同人誌「詩と思想」の
５月号、６月号、７月号で「まどろみ」が書評などの形で注目され
絶賛されていますのでご紹介します。

「・・産経新聞一面の「朝の詩」（新川和江・選）で入選した作品
をまとめたもの。紙面のスペースが限られているという投稿欄の
性格上、切れ味のいい作風が特徴である。・・・六十五歳から
詩を書き始めたそうだが、これからが正念場だろう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原田　勇男（現代詩時評欄）
（日本詩人クラブ新人賞候補がこの同人誌の仲間からぞくぞく
あがりはじめたという記事の中で数人の名前をあげたほか）
「それだけではない。夏木元さんも第一詩集を上梓したばかり
だし、竹村哲さん、中村純さんも新詩集を制作中である。この
中から近い将来、「詩と思想」の、いや二十一世紀の現代詩の
顔となる新鋭詩人が間違いなく誕生するだろう。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一色　真理
「短くやさしく、気がきいていて、それでいてふっと笑える詩に
出会えたなら、それは間違いなく幸せな朝だ。・・・夏木さんの
語り口は優しく、妙な押し付けがましさがない。読み手はそれ
ぞれの日常を踏まえて、この詩を率直に味わえる。
たぶんそれは、『まどろみ』に収録された詩のどれにも、品の
よいユーモアが散りばめられているからだ。・・・書き手よりも、
朝、新聞を開いて、これらの詩に触れた人々の顔が思い浮かぶ
詩集である。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美濃　千鶴（Book Review欄）

榎本さん、現代詩の同人誌『詩と思想』９月号の巻頭詩を飾る！
(H21-8-29)

このＨＰ「趣味悠々」欄でお馴染みの珊瑚会榎本さんが
処女詩集「まどろみ」を上梓されました。
おめでとうございます！(H16-1-13)
　
産経新聞「朝の詩」への入選作を中心に２６編を集めて
土曜美術社出版販売から出版されたものです。
ご購入希望の方はshigyamamoto@nifty.comあて
お申し込みください。代金は１８００円です。

榎本さんからこのほど次のとおりメッセージを頂きました。（H16-2-7)

　「私の詩集について一言」　　　　　　　　　　　　　夏木　元

　一月の発刊以来、お便りやメールで、暖かく貴重なコメントを沢山寄せて頂いて、まことに
ありがとうございました。
作品の大半を占める短詩は、新聞投稿欄の一行十字十八行内という制約もあって、
比較的言葉の少ない、読みやすいものであることが、ストレートにご理解頂けた要因かと
大変喜んでおります。
更に、一言付け加えさせて頂きますと、少し口幅ったいのですが、詩集とするにあたり、
ひとつお伝えしたかった心根が、最後の詩の最終連三行
　　　「どこかできっと
　　　　来られない人達が
　　　　　歴史を壊し始めている」
にあります。
ベニスで、拝金主義にまみれた戦乱の二十世紀を批判し続け、ムッソリーニ迄信奉してしまい、
反逆者の狂人とされて身柄を拘束された、あのアメリカの大詩人エズラ・パウンドの墓に詣でた
時の想です。ホーマーのオデッセイからの長い引用（トロイ戦争の勝者に加えられた神の報い）で
始まる、彼の超長詩篇は「文明の破壊と再生」がテーマとも云われ、さすがエリオットやジョイスを
世に出した作家の大作なのですが、私としてはひどく背伸びして詩集を結んだということで、
ご理解頂ければ幸いです。

榎本さん「朝の詩」最近入選作のページへ

トップページに戻る